2018年01月22日

キタコマ沖縄映画祭2018 愉快なプレイベント

冊封使・徐葆光(じょ・ほうこう)は、「破壊される前の琉球」の姿を書き残した。

朝日新聞の告知記事で知った「キタコマ沖縄映画祭2018」のプレイベント(1月21日)に参加しました。
キタコマとは、小田急線・喜多見駅(世田谷区)と狛江駅をさす。隣り合わせの両駅近くにある公民館やイベントホールを使って約2週間、20本近い沖縄関連映画を上映する。
正式名称は「第4回 喜多見と狛江で小さな沖縄映画+α(色んなライブ)祭」というもので、ネーミングから分かるようにマイナー・手づくり感たっぷりの催しです。

プレイベントは入場無料で、「徐葆光が見た琉球」というドキュメンタリー映画の上映からはじまりました。
徐葆光(じょ・ほうこう)は、18世紀の中国の官僚で、冊封副使として琉球を訪れた。そのこまやかな観察力で《中山伝信録》や《奉使琉球詩》などの第一級の歴史資料を残した。その記述をルーツとして葛飾北斎の「琉球八景」が描かれた…。
そうでしたか、初めて知りました。
北斎の「琉球八景」は、雪景色があったり富士山が見えたりという、うけるためならなんでも描く浮世絵師の本領を発揮した怪作です。そのもとになったのは、冊封使・周煌の絵図「中山八景」であり、周煌は徐葆光が琉球を描写した漢詩や紀行文を基にその絵図を描いた。
徐葆光が書き残した琉球の政治・文化・風俗・人間の記述は、「薩摩侵略」「琉球処分」「アメリカによる占領」という、三つの破壊によって跡形もなくされた琉球王国の姿を、今に伝える。この記述を基に、冊封使を迎えるときの儀礼、饗宴の料理、舞踊・芸能をできるかぎり忠実に再現しようとする試みが、さまざまにおこなわれている。
なるほどなあ。歴史文献というものが持つ力というのは、たいしたものです。
上海生まれで、徐葆光に関する数々の歴史的発見も行ってきた女性研究家ウ・ヤンファの、歯切れのよい解説、中国ロケもふんだんにもりこまれ、清とヤマトの二重支配をうける琉球の姿が、いきいきと伝わってきます。

どういう形になるかは分かりませんが、やがて必ず独立への道を歩きはじめるだろう沖縄の、学究的な基礎工事の一つと感じました。

盛りだくさんの演しもの、愉快な司会進行。

映画のあとは、琉球舞踊、琉球民謡など盛りだくさんの演しもの。そのどれもが結構でしたが、特にえぐさゆうこの「朝顔節」(奄美民謡)はすばらしいものでした。えぐさの唄にあわせて演じられた井上ミウの舞踊も魅力的。これで無料では申し訳ないので、えぐさのCD、泡盛、ビール、つまみ、おみやげなどいろいろ購入して、ささやかながら売り上げに寄与しました。
演しものと同じくらい面白かったのが、実行委員長・高山正樹の「しゃべりすぎる」司会進行です。
「渋谷とか下北沢でやればこの何倍も集まることは分かってるの。だけど、この辺鄙なところでやって、ご近所の人が来てくれる催しをやりたいの。」
「反基地とか分かりやすい主張なら記事にしやすいんだけど、と新聞社の人はいう。わたしは、基地に賛成も、基地に反対も、ひっくるめて沖縄だと思ってる。」
「沖縄独立っていうけど、本土と沖縄本島の距離より、本島と八重山(石垣、宮古等)の距離が遠いよ。本島が独立すんなら俺たちは島ごとに独立するって言ってるよ。どうすんの。」
「全労連の集会で琉球舞踊やってくれっていうから行ってみたら、始まる前の人寄せだという。舞踊は拒否して、唄だけやったけど、だれも聞いてやしない。それで小池という男が出てきたらみんな食いつくような目をして聞いている。北朝鮮かっていうの。」

いやはや、いいたか放題、自由奔放、思わず吹き出す毒舌漫談。
主義は嫌いだ、ありのままの沖縄とつきあっていこうよという、熱いメッセージが伝わってきました。高山の熱に感応して、1月26日〜2月5日のあいだに、何度か足を運ぼうと思います。
辺鄙な地の、マイナーな「沖縄映画+α祭」に、乾杯。
関連:キタコマ沖縄映画祭2018 http://kitamitokomae-artfes.com/okinawa_4th/index.html
posted by 呆け天 at 12:06| Comment(0) | 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

沖縄の友人より(45)元旦から、辺野古新基地阻止の決意を新たに

あけましておめでとうございます。1月1日の、辺野古の浜の初興(ハチウクシ)です。松田ぬ浜の初日の出を拝み、辺野古新基地阻止の決意を新たにしました。
E2018.1.1 初日の出を拝み、辺野古新基地阻止の決意を新たに.jpg
1.6第一土曜日集中行動に600人。名護市長選に勝利し、辺野古新基地を必ず止める
正月明けの1月6日土曜日早朝から、2018年の第一回目の土曜集中行動が展開された。キャンプ・シュワブゲート前は、県内各地の島ぐるみをはじめ、「沖縄の闘いに連帯する関東の会」や鹿児島、埼玉、大阪など全国からの参加者600人の熱気で埋まった。
稲嶺名護市長が「私はこれまで2期8年、ぶれることなく新基地NO!を貫き、子供、子育て、教育分野の公約実現に力を注いで成果を上げてきた。21世紀を担う子供たちを守り育てるのは我われ大人の責任だ」と、再選への意欲を力強く語った。
沖縄選出衆参両院議員の照屋寛徳、玉城デニー、伊波洋一さんのあいさつ、赤嶺政賢さんのメッセージ朗読(糸数慶子さんは午前中座り込みに参加し発言した)。沖縄選出のこの5人の国会議員ほど、国会議員になったからといって偉ぶることなく、選挙公約を守り、沖縄の民意に忠実に応え運動の現場に常に足を運び連帯している議員は他に知らない。県民の誇りだ。
<写真>@2018.1.6 キャンプ・シュワブゲート前。オール沖縄主催の第一土曜日総決起行動に600人。終日資材搬入なし。Aテントを埋め尽くす人々。B稲嶺進名護市長のアピール。
G2018.1.6 キャンプ第一土曜日総決起行動に600人.jpg@F2018.1.6 キャンプ・シュワブゲート前%u3002オール沖縄主催.jpgAH2018.1.6 キャンプ・稲嶺進名護市長の.jpgB
C1.6 「72年以上の占領、もう十分。全米軍は沖縄から撤退せよ」D1.6 VFP(平和のための退役軍人の会)の横断幕
J2018.1.6 キャンプ・「72年以上の占領、もう十.jpgCK2018.1.6 VFP(平和のための退役軍人の会)の横断幕.jpgD
12.20最終弁論・陳述を終え3.14判決へ。三人は無罪、有罪は日本政府だ
E2017.12.20 最終弁論, 最終陳述に向けた城岳公園での決起集会。山城、稲葉、添田さん。
韓国で辺野古写真展
F2017.12.1〜3韓国平沢(ピョンテク)ビジョンドン聖堂での辺野古写真展。民衆民主党の人々が2週間にわたって韓国各地で写真展ツアーを行なった。G12.14〜ソウル光化門(クァンファムン)での辺野古写真展。
A2017.12.14~15 ソウル光化門(クァンファムン).jpgF@2017.12.1~3韓国平沢(ピョンテクて韓国各地で写真展ツアー.jpgG
今年は、名護市長選(2月4日)、沖縄知事選(11月)という重要な選挙があります。安倍政権に対峙する沖縄のみなさんの闘いに、敬意と連帯を表します。
posted by 呆け天 at 10:27| Comment(0) | 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月22日

沖縄の友人より(44)12/15 オスプレイ墜落1年の抗議集会に3000人。

「米国は軍事依存症で、彼らにとって最大の脅威は平和だ」(VFP)

沖縄の友人からの写真レポートです。
12月15日には、「欠陥機オスプレイ墜落から1年!抗議集会」が、名護21世紀の森屋内運動場に3000人をを集めて開かれました。
安倍政権が辺野古新基地を断念し、米海兵隊が沖縄から出ていくまで、たたかいは止むことがありません。来年は2月に名護市長選、11月に沖縄県知事選があります。選挙戦に勝ち、現地では埋め立て中止のためのあらゆる抗議行動をを持続していく。厳しいたたかいは来年もつづきます。

@2017.12.6 キャンプ・シュワブゲート前座り込み。ズラリと並んだ工事車両を先導するパトカー。A12.6 警察機動隊の座り込み排除を前に「不法工事を止めよ」と訴える平和市民連絡会・城間事務局長。B12.6 手足を持って引きずるように運ぶ乱暴さ。ケガが絶えない。C12.6資材を下ろして基地から出てくる工事車両に断固抗議。
D12.9 糸満市山城地区での沖縄戦フィールドワーク。72年前の戦争の傷跡が今なお残る。遺骨、遺品を収集するガマフヤーの具志堅さん。E12.11 キャンプ・シュワブK1護岸の工事現場。砕石を海に投げ入れて45度に固めて被覆ブロックを設置している。F12.11 工事現場での抗議行動で海保に拘束され松田ぬ浜まで曳航されたカヌーと海保の高速ボート。G12.11浜に戻ったカヌーチーム。
H12.11 米海兵隊北部訓練場N1ゲート前の住民の会のテント。韓国からの参加者と大宜味の平良さんが並んで「平和」をアピール。
H2017.12.11 住民の会のテント.jpgH
I12.15 欠陥機オスプレイ墜落から1年!抗議集会。名護21世紀の森屋内運動場に3000人。赤嶺政賢、照屋寛徳、玉城デニー衆院議員、伊波洋一、糸数慶子参院議員も参加。J12.15 手作りのプラカードを持参した参加者。K12.15 演壇下に並び、連帯して闘い続けようと訴えるVFP(ベテランズ・フォー・ピース)。ピート・ドクトルさんは「米国は軍事依存症で、彼らにとって最大の脅威は平和だ」と述べた。
I2017.12.15 院議員も参加.jpgIJ2017.12.15ドを持参した参加者.jpgJK2017.12.15 連帯して闘い続けようと訴えるVFP.jpgK
たたかい続ける沖縄のみなさんに、敬意と連帯を表します。
posted by 呆け天 at 11:33| Comment(0) | 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする