2016年12月02日

痛風との対話

朝の散歩をしていると、まれに左足親指のつけねを、つんつんしてくるやつがいる。
「あのう、痛風ですけど…」と遠慮がちにはなしかけてくる。
5月に1週間の激痛を体験した身としては、あの痛みの再現だけはごめんということで、細心の注意をはらっています。
なにより好きなビールは、週一回、囲碁・飲み仲間との最初の乾杯のときのコップ一杯だけときめている。あとはプリン体ほぼゼロの焼酎を、そのときの気分でロック、お湯わり、水割りのいずれかで飲む。日本酒も極力自制している。
前は一ヶ月に1〜2回だった休肝日を、今は週に2回くらい設けている。プリン体の多いとされる酒の肴(干物、モツ系)はできるだけ避けている。

それなのに痛風の出先機関のようなやつが、ときどき左足親指のつけねをつんつんしてくる。
いきなり暴れまわるようなことはなく、「えっと、ここだっけ」と定期訪問みたいにノックしてくる。
「なんの用?呼んでないよ」
「さいですか。ちょっとごきげんをうかがいに」
「だいたい、きのうだって日本酒一合だけだよ。お前さんがでてくる筋合いじゃないでしょ」
「先週の土曜日はかなり大量に摂取されたような」
「だって焼酎だけだよ。プリン体はほぼゼロだろ」
「いえ、ゼロではありません。それに大量摂取されますとわたしどもにも連絡がくるようになっておりまして」
「わかった。今日は休肝日にするから」
「さいですか。そゆことなら」
というような会話で、引っ込む。

これがくると、その日の夜は休肝日。ややもすれば次の日も休肝日になる。ま、たしかに抑止効果はあります。
こいつの秘めている凶暴さは経験済みなので、きまぐれなつんつんのバカっぽさにも、油断するわけにはいきません。
ヤな奴に好かれてしまったなあ。いつまでつきまとわれるのか。憂鬱です。
20年もまえに痛風をやっているのに、いまはビールなどガンガン飲んでる飲み仲間。早くあの境地にたどりつきたい。
痛風を知りたい方へ 痛風の歴史  痛風の原因と対策
イラストは、愛読する「痛風財団」HPより。
posted by 三鷹天狗 at 09:54| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月27日

西調布「雅(みやび)」に、囲碁・酒なかま参上

俳優・亀岡拓次の暮らす町で、秋田の酒・両関に酔う

他でもない西調布に、日本酒は秋田の酒「両関」しか置いていない小料理屋があります。
置いてある日本酒の多様さで客をひきつけるのが流行りのご時世に、全国的にはメジャーとはいえない「両関」一本で勝負するって、かなり大胆な考えです。
実は、囲碁・酒なかまのひとり I さんが、「両関」とは浅からぬ縁がある人で、湯沢からとりよせた「山廃純米」を分けてもらって飲んだりしています。あまりおいしくて、しばらく他の日本酒が一格オチに感じられて困るといった問題も生じます。
両関のホームページで、東京で両関が飲める店として紹介されているのが、「雅(みやび)」です。
I さんと二人で5月にいちど飲みにいき、両関純米酒を堪能しました。料理のうまさも抜群です。
そのとき、現在のマスターのお父さんが作られた店であること、その時代から日本酒は「両関」一本であることなど、さまざまなお話しをうかがいました。

囲碁仲間との酒席でそのことが話題にでて、「それでは一度のぞいてみたい」の声があり、行ってきました。台風騒動もおさまった8月24日、夕方6時に調布駅改札口に集合したのは5人です。
一駅で西調布。なんでも再開発の予定があるとかで、駅の北口は大きな空き地になっています。その先にある「西調布一番町」という飲み屋街の一角に、大きなのれん、しゃれた看板をだしているのが「雅」です。

全員、ひざや腰に問題がある客だと事前に電話でいっておいたので、畳の座敷ではなく、カウンター席8席中5席確保で飲みはじめました。
前回おじゃましたときには両関純米酒のおいしさに酔うのが主眼でしたが、今回は大人数でゆっくり飲みながら、あれこれと肴をたのんで、食べる方もたっぷり楽しみました。
実においしい。特に今回サイコーと感じたのは鮎のササ焼きです。鮎って、こんなにおいしい魚だっけと舌が驚いています。
他の肴もみな、マスターの神経の行き届いた仕事がしてあり、やはり「小料理」の看板が似合う店です。
良い店、うまい酒・肴、なかまたちとの談笑。のん兵衛にとって、至福のひとときです。

帰路の問題もあるので、2軒目は寄らずにほろ酔い機嫌で帰りました。
通りを歩きながら、このちいさな街に、こんなに密集した飲み屋街がなりたつのかと余計な心配がわきます。
そのうち、そうか、「俳優・亀岡拓次」はこの街の住人で、この飲み屋街のどこかのスナックで常連客とカラオケやっていたなと思い出しました。映画では、さびれ感、場末感を色濃く感じさせるつくりになっていました。確かに、そういう感じもあります。しかし、地元の呑み助にとってはそれこそ余計なお世話。きっと今日も、亀岡はこの街のどこかの飲み屋で、機嫌よく一杯やってるでしょう。

西調布にある、両関とおいしい肴の店「雅」に、乾杯。
西調布一番街image1.jpg 西調布nishichofust004.jpg 西調布f5afec8dc18dad6203577d1b3d0bf510.jpg
関連:2016年02月13日、映画/横浜聡子監督『俳優・亀岡拓次』http://boketen.seesaa.net/article/433734162.html
posted by 三鷹天狗 at 08:12| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

<痛風3>薬に頼らず、玉ねぎを友として

「尿酸値を下げる薬」一週間分を飲みおえたところで、服用をやめます。これはいったん始めるとずーっと飲み続ける人もいる薬のようですが、私はそれはしません。
「走らない、体に負荷をかけない、薬を飲まない」
60代以降、この三つを健康法としてきました。
自分で考えたわけではなく、カモカのおっちゃんの受け売りです。
田辺聖子の夫君にして医者だった川野純夫(すみお)さんは、「カモカのおっちゃん」として田辺ファンには有名です。2002年に亡くなられましたが、田辺作品を通じて彼のさまざまなことばが記憶に残っています。
その一つが、自身も高齢になり患者も高齢になった老々診療のなかで、川野さんがいつも患者さんに言っていたことば。
年をとったら「走るな、体に負荷かけるな、薬を飲むな」。
健康のためと思って走って、転んで寝たきりになる。階段の2段あがりなど、体に負荷をかけて転んでけがして寝たきりになる。クスリ漬けになる。この三つが、老人が体調を崩す三大ひきがねだというカモカのおっちゃんの警告です。

今回、痛風の発作を体験して、「体に負荷をかけるな」というのは、階段2段あがりとかスクワットとか、体育系のことと記憶していたのは、都合のいい解釈だったかなと感じました。酒の飲みすぎとか、食べ過ぎとかいうのも、明らかに「体に負荷をかける」行為です。きっと何十年か前に読んだとき、そのことも書いてあったに違いない。私がその部分は都合よく忘れるか無視したのでしょう。

クスリについては、常時服用している薬がまったくない。これは死ぬまで続けたい。医者のいう、血圧を下げる薬とか悪玉コレステロールを下げる薬とかいうものは、絶対に体に悪いに違いないという確信(思いこみ)があります。

痛風になったなどという話しはまるでしていないのに、古い友人から大量の玉ねぎが送られてきました。かなり大規模にやっている趣味の農園の収穫物です。無農薬で、ていねいに育てた逸品です。
少し天日干しをするとうまみが増すというメモが入っていたので、さっそく実行。スライスして軽く酢につけた瓶詰めをたくさんつくり、野菜サラダに入れると、おいしさが倍増します。玉ねぎというのは、炒めてもスープにしても生でも、どうやってたべてもうまい。
尿酸値を下げる薬は飲まず、玉ねぎを友として体質改善に取り組みます。半年後の定期健診で、尿酸値が70におちつき、血糖値が下がり、悪玉コレステロールが減っている状態をめざして。
玉ねぎ20160526152521.jpg 玉ねぎ20160526152445.jpg
友人から送られてきた、つやつやと輝く玉ねぎに、乾杯。
追記:六角精児の痛風を唄ったブルース笑えます。https://www.youtube.com/watch?v=jk7bH1puVtM
この人、NHKBS3で鉄道に乗って酒を飲む番組をやっている。だいたい寝てしまっている時間なので数回しか見たことがない。こういう芸のある人だったのか。(6月28日)
posted by 三鷹天狗 at 07:55| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする