2017年06月25日

共謀罪やがて川柳とりしまる (呆け天)

新葉館Web川柳で「秀作」入選。うれしいなあ。

安倍ブラック政府に対抗する言論のひとつに、川柳世界があります。
持ち駒は嘘(うそ)と強弁 安倍将棋(6月24日、神奈川、門口泰宣)
こういう句が、毎日載っているのだから、権力者にとってはめざわりなことです。わたしが見ているのは朝日川柳ですが、まさか読売や産経の川柳欄では安倍をたたえる川柳が載ってるということはないはず(確かめてはいませんが)。川柳の本質は批評性であり、時の権力におもねった川柳というものは、そもそもあり得ない。
いまのところ実現しそうにありませんが、もし日本で北欧の社会民主主義政権のようなものができれば、川柳子はてぐすねひいて批評し、茶化し、笑いのめすでしょう。そういう文芸です。
これまでは朝日川柳をみて「うまいなあ」と感心するだけでしたが、安倍ブラック政府のあんまりひどいやりくちに、呆け天のこころの中にも、ポロリポロリと川柳がこぼれおちはじめました。
<4月にできた句>
森友のメル友すばやくばっくれる
かご池や昭恵逃げ出す水の音
金正恩その髪型はバカっぽい
<5月にできた句>
共謀罪やがて川柳とりしまる
米朝がおっかない芸ふりまわす
忖度で不可能すべて可能にし

できたものが「川柳」になっているか、たしかめたくて新葉館Web川柳に投稿しました。
このサイトは、月刊「川柳マガジン」を発行している新葉館出版が開設しています。時事、題詠、ユーモアの3部門に誰でも応募できます。部門ごとに、特選3句、秀作10句、佳作40句前後が選者によって採られます。
そうしたら、4月の3句のうち<かご池や昭恵逃げ出す水の音>を佳作にとっていただきました。他にユーモア部門にだした「ふと立ってなぜ立ったかを沈思する」も佳作に。
さらに、5月の3句は、第1句目の<共謀罪やがて川柳とりしまる>が秀作に、他の2句が佳作に採られました。
とってもうれしい。

川柳という文芸、その楽しさ、そのすごみに内側から触れてみる

川柳は昔から好きです。<役人の子はにぎにぎをよく覚え><居候三杯目にはそっと出し>などの句は、べつに川柳という意識もなく、少年時代になんとなく覚えていました。周囲の大人(先生とか親とか)が口にしたものを聞き覚えたんでしょう。
田辺聖子『川柳でんでん太鼓』(講談社文庫)、佐藤愛子『古川柳ひとりよがり』 (集英社文庫)、山藤章二『人の噂も五七五 』(文藝春秋)など、川柳についてのすばらしい本にも感化されてきました。川柳作家では、時実新子が阪神淡路大震災のとき詠んだ<天焦がす天は罪なき人好む>という週刊朝日に掲載された1句など、今も脳裏を離れない。
しかし、小説であれ俳句・川柳であれ、読んで楽しむものであって、自分で創るものではないとずっと思ってきました。
今回、新葉館Webサイトに投句して、おもいがけなく「入選」となり、そうか、気楽につくればいいのかと考えが変わりました。もちろん今回の入選は「ビギナーズラック」まぐれ当たりです。継続して入選できるようになるには、何ヶ月も何年もつくり続ける必要があります。できるのか?という疑いもありますが、しばらくのあいだ、川柳創作を趣味の一つにくわえ、その楽しさ、そのすごみに、内側・創る側からも触れてみることにします。

新葉館川柳Webサイト「秀作」入選に、乾杯。
川柳でんでん太鼓 (講談社文庫) -  古川柳ひとりよがり (集英社文庫) -  人の噂も五七五 (1984年) -
関連:新葉館Webサイトhttps://shinyokan.jp/navi/kukai/
2014年09月22日、川柳おそるべしhttp://boketen.seesaa.net/article/405816634.html
2016年09月24日、20代限定のサラリーマン川柳http://boketen.seesaa.net/article/442206354.html
posted by 三鷹天狗 at 08:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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