2017年03月15日

すごいなあ菅野完。森友学園疑惑の中枢に入り込む。

安倍政権のアキレス腱=稲田朋美の名を、籠池本人の口から吐かせる。

いよいよもってもみ消すわけにはいかなくなってしまった森友学園疑惑。10数億円の国有地を、タダ同然で極右思想の学校法人に払い下げるなどということが、許されていいはずがありません。
森友学園の「学校認可申請取り下げ」にもかかわらず、世論は真相究明のための国会証人喚問をもとめており、怒りはしずまりません。
稲田を辞任に追い込み、安倍をがけっぷちにたたせるまで、野党もジャーナリズムも追及の手をゆるめないでほしい。
国会でも追及されている籠池泰典理事長と稲田朋美防衛大臣との密接な関係は、ジャーナリスト菅野完(たもつ)の籠池インタビューが元になっている。
わたし、初めてこのインタビューのことを知った時に、「籠池ってホントにバカなんじゃないの。菅野が『日本会議の研究』の著者だってことも知らなくてインタビューをうけたのか?」と思いました。
さすがにそういうことではありませんでした。
「ハーバー・ビジネス・オンライン」というサイトで、インタビューが成立した経緯が詳しくかかれています。びっくりするほど面白い。https://hbol.jp/133139

籠池が3月10日の記者会見で学校設置認可申請の取り下げを発表したとき、質疑応答の冒頭に菅野完は「今回の、認可を自分から取り下げるという知恵をつけたのは、稲田さんの旦那さんの稲田龍示さんですか?」と質問した。それまで立て板に水のようにしゃべっていた籠池が絶句し、質問したのが菅野完だと分かると逆切れして「お前は悪い奴だ」とわめいた。
つまり、日本会議大阪の運営委員である籠池は、さすがに菅野完が日本会議の天敵のような記者だということは知っていたわけです。
ところがこのとき、同席していた籠池の長男・佳茂から菅野にアプローチがあり、ふたりはのべ10時間も語り合い、あげくに「親父の話、菅野さんしか理解できへんかも。豊中、いこ。」の一言で籠池の自宅へ。
そして、籠池の自宅のくつろいだ雰囲気の中で、国会でもとりあげられた稲田朋美との親しい関係が、籠池本人の口から滔々と語られる。顧問弁護士として活躍してもらったこと、「10年もあったことがない」どころか1〜2年前に会っていること。これらが菅野の誘導尋問など一切なしで語られる。
いやはや。おそるべし菅野完。

尋常な国会であれば、顧問弁護士として出廷までした相手を「知らない」と虚偽発言する稲田の罷免は避けられないところです。
安倍のいちばんのお気に入り稲田朋美は、ヘイトスピーチの在特会とは、親の代からの密接な関係者。安倍のアキレス腱=弱い環であることを菅野は的確についています。(情けないことに民進党は、このチャンスをまるでいかせていない。)

長男が菅野にアプローチしてきて、10時間も話し合って意気投合したというのは、なぜだったか。その理由は書かれていません。しかし、菅野の刃が、籠池という小悪党ではなく、財務省や大阪府の役人に向かっていること、稲田朋美・安倍晋三・松井一郎といった極右政治家に向かっていることを、長男が受けとめたからでしょうね。とかげのしっぽにすぎない籠池を切って、あとは知らんぷりという、透けて見える構図に、稲田龍示(=朋美・背後の安倍政権)が誘導している。そのことがみえるくらいの智恵は、この親子に(すくなくとも息子には)あるんでしょう。
いいぞ。犬死しないためにも、稲田、松井、安倍その他の政治家との関係、役人とのやりとりを徹底的にぶちまけてくれ。

『日本会議の研究』にも、籠池は登場していました。

日本会議という、成長の家青年部を淵源とする極右集団が、国会に200人を超える勢力をもち、憲法を改悪し治安維持法時代の日本をよびもどそうとしている…悪夢としかいいようのない現実を暴いたのが『日本会議の研究』(扶桑社新書、2016年)でした。
この228〜9ページに、園児に教育勅語を暗唱させる「塚本幼稚園」とその園長・籠池の名前がしっかりでてきます。
国政を揺るがす問題に発展する可能性を、菅野はこのときからつかんでいるわけです。鋭い。
一匹オオカミのジャーナリストが、ここまで安倍政権をおいつめる。すごいことです。安倍ブラック政府のことですから、菅野を別件で告発・逮捕といった作戦も検討しているはず。油断しないでがんばってくれ!

日本会議の天敵、一匹オオカミのジャーナリスト菅野完のスクープに、乾杯。
森友Scan.jpg森友.jpg
関連:2016年07月08日、菅野完『日本会議の研究』http://boketen.seesaa.net/article/439820184.html

追記:窮鳥懐に入れば猟師も殺さず
なんだか、絵に描いたようなスラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇)になってきましたね。
籠池は3月15日に予定されていた日本外国特派員協会の記者会見をキャンセルして、菅野完の事務所を訪ねて「菅野さんにだけほんとのことを言う」といったそうな。「10日間だけ黙っていろ」と脅されたそうです。
「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」ということわざがありますが、よりにもよって日本会議の天敵・菅野完の事務所に、日本会議大阪支部運営委員の籠池が逃げ込むとは!
菅野は、「本物の悪人はこいつらだ」と迫田英典(国税局長官、国有地払い下げ当時の理財局長)と松井一郎(大阪府知事)の顔写真をかかげる。テレビカメラは二人の顔ができるだけ映らないようにアングルかえる…いやはや。
まさか殺すとまで脅されているわけではないでしょうが、黙らなければ告発してブタ箱にぶち込むぞとはいわれているでしょうね。実際、松井と橋下は「認可したのはミスだった」などと逃げをうち、大阪府として告発の準備をしているようです。ホントに姑息な悪党ですね、この二人は。
このときにむしろ安全なのは、もしオレを逮捕すれば菅野にすべて話してあるからぶちまけてもらうぞという、逆の脅しを政権にかけることだと考えたんでしょう。ま、そんなことしても告発や逮捕はされるでしょうが「せめて蜂の一刺し」という作戦にでたのはいいことです。
ますます目が離せない展開になってきました。(3月16日)
posted by 三鷹天狗 at 08:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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