2017年06月29日

沖縄の友人より(33)6.23慰霊の日、「命(ぬち)どぅ宝」を心に刻む

翁長知事、対決姿勢を鮮明に安倍政権を批判

6月23日、沖縄の本土復帰(1972年)から数えて46回目の慰霊の日を迎えた。平和の礎や各地の慰霊塔では犠牲者を追悼し「命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)」「戦争のない世界」をあらためて心に刻んだ。
糸満市摩文仁の平和祈念公園で行われた沖縄県・県議会主催の追悼式で、翁長知事は「沖縄の民意を顧みず工事を強行している現状は容認できるものではない。私は辺野古に新たな基地を造らせないために、今後とも県民と一体となって不退転の決意で取り組む」と、きわめて強い言葉で政権との対決姿勢を鮮明にした。
列席した安倍は、辺野古新基地建設、高江ヘリパッドを強行しながら「沖縄の負担軽減の努力」を白々しくも語った。
6・23慰霊の日.jpg二人の表情が対照的(6/24朝日)
慰霊の日の翌日24日には、カヌー22艇、抗議船4隻による海上行動が果敢に展開された。ゲート前では、機動隊の暴力的な排除に抗して、座り込み、抗議集会が続いている。

@2017.6.24 海上パレード。カヌー22艇、抗議船4隻が「ジュゴンを救え」とアピール。
A6.24 ゲート前座り込み集会。「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議」の海外代表。
@2017.6.24 海上パレード.jpg@A6.24 ゲート前女性ネットワーク会議.jpgA
B6.24 ゲート前行動が長引き、テントの中で遅い昼食をとる参加者。
C6.24 機動隊による強制排除に抗して。
Bテントの中で遅い昼食をとる.jpgBC6.24強制排除する機動隊員.jpgC
D6.23 国際反戦沖縄集会。国際女性ネットワーク会議に参加の韓国の人々が横断幕を掲げる。「海を越えた友情と連帯―私たちは共に立ち上がる、声をあげる、軍事主義に抵抗する」
E6.22 ガマフヤー主催のDNA鑑定を求める集会に参加した韓国太平洋戦争被害者補償推進協議会のイ・ヒジャ共同代表
D6.23 国際反戦沖縄集会.jpgDEイ・ヒジャ共同代表.jpgE
F6.21 ゲート前座り込みに参加した大阪府堺市の人々。「辺野古の諦めない闘いに力を得た」
G6.21 ゲート前座り込み。機動隊の「ゴボー抜き」に備えて、ガッチリとスクラムを組む。
H6.21 ダンプの荷台に積まれているのは、護岸工事用の捨石。石というより大きな岩だ。
F6.21大阪府堺市の人々.jpgFG6.21 ガッチリとスクラムを組.jpgGHり大きな岩だ.jpgH
I6.20 今年「平和の礎」に名前が刻まれた韓国の15人の碑の前で、ささやかな追悼会。
J6.18 辺野古・大浦湾埋め立てに反対するシンポジウム「大浦湾は誰のもの?」。講師の熊本一規教授と西銘仁正さん。
I韓国の15人の碑.jpgIJ6.18 辺野古・大浦湾埋め立てに反対するシンポ.jpgJ
K6.17 沖縄恨之碑追悼会に60人余。はじめに知花一昌さんの読経。
L沖縄恨之碑追悼会。海勢頭豊さんと路沙さんの歌「月桃の花」など。
M平和の礎への朝鮮人犠牲者15人の刻銘を報告する沖本富貴子さん。
K 6.17 沖縄恨之碑追悼会知花一昌さんの読経.jpgKL6.17 沖縄恨之碑海勢頭豊さんと路沙さん.jpgLM沖本富貴子.jpgM
N6.17 ゲート前座り込み。ダンプが動きはじめたとの報に接し雨の中スクラムを固める。
O6.17囲い込みの壁をつくる機動隊の装甲車両がゲート前に到着。
N.6.17 ゲート前座スクラムを固める.jpgNO6.17機動隊が出動.jpgO
P6.14 ゲート前。「毎週土曜日スタンディングをしている」と述べた愛知県からの参加者。
Q6.14 「ゲート前座り込みは初めて。静かな行動を続けていきたい」と述べる島ぐるみの女性。
P6.14 ゲート前述べた愛知県.jpgPQ6.14 静かな行動を続けていきたい.jpgQ
「本土の防波堤」として、軍民20万人の犠牲者をだした沖縄戦。いまも米軍基地の70%が沖縄に置かれている事態は、「本土の防衛線」の役割りを沖縄に負わせているということです。安全保障の負担を本土と同等レベルにせよという翁長知事・沖縄県民の要求に、反論の余地はありません。

慰霊の日に、沖縄戦の犠牲者に、献杯。
posted by 三鷹天狗 at 09:04| Comment(0) | 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

「第57回三鷹 自分の死を考える集い」に参加

「食べないから死ぬ」のではない。「死ぬ時がきたから食べない」のだ。

6月25日(日)に、三鷹市市民協働センターで開かれた「第57回三鷹自分の死を考える集い」に参加しました。
これは『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(幻冬舎新書、2012年)を書いた中村仁一医師の考えに賛同した、醤野良子さんという三鷹在住の看護士の方が開いている会です。2ヶ月に一度くらいのペースで開催されているようですが、私は初めて参加しました。
当日は、中村医師の講演「超高齢化社会での逝き方を考える」DVD上映(約70分)がメイン、参加者は40人ほどでした。講演内容は『大往生したけりゃ…』に書いてあることですが、話しがうまくておもしろい。三鷹会場でもなんども笑いがおきました。

今回の講演DVD上映で、強く印象に残った中村語録いくつか。
1、気持ちに体を従わせるな。体に気持ちを従わせる
齢をとったら、老化してヨレてくるのはあたりまえ。「老いに負けない」などという気持に、体を従わさせようとしてはならない。老いて衰えてきた体に、気持ちを従わさせなさい。
2、人間ドック・健診の賞味期限は、当日限り
人間ドックや健康診断を受けるのはまったくのムダ。自覚症状もない病気を見つけられるだけ。「半年前の健診で大丈夫だったのに…」という嘆きをよく聞くが、人間ドック・健診の賞味期限・有効期間は当日限りです。数ヶ月にいっぺん、ビクビクしながら健診をうけるのは、人生のムダ遣い。
3、「食べないから死ぬ」のではない。「死ぬ時がきたから食べない」のだ。
自分の老人ホームで、何百例も自然死を看取ってきた。じつにおだやかで幸せな死です。食物をとりたくなくなり(1〜2ヶ月前から)、そのうち水分もとりたくなくなり(約2週間前から)、気持ちよさそうに死んでいく。痛みなど、なにもない。それが本来の人間の死です。
介護現場では「食べないと死ぬ」という強迫観念にとりつかれた介護士が、むりやり口をこじあけて流動食や水を流し込む。これは拷問です。人生の最後になんでそんなむごい目にあわされるか。
「死ぬ時がきたから食べない」というのが、動物としての人間の自然な姿なのだ。
4、死ぬときくらい、静かに
死ぬまぎわに家族が枕元で叫んだりするのは、気持ちよく眠りにつこうとするときに大声で起こされるようなもの。そんなばかなことはやめよ。死ぬ時くらい静かに眠らせてやれ。
医療虐待、介護虐待、死ぬ間際の大さわぎといったことからまぬがれるには、孤独死がいちばん。彼らはきっと幸せに死んだにちがいない。

笑いを混じえて語られるこれらの言葉の説得力は、すばらしいものでした。話しのじょうずなお坊さんの説法に似ています。

医療虐待、介護虐待にあわないための準備をしておこう

中村医師の言ってることはとてもシンプルです。
生殖期が終わった人間はいつ死んでもいい。老化を病気と言いかえるな。ボケを「認知症」と言いかえるな。ガンは細胞の老化だから、これを食い止めようとするな。老いたらガンがいちばんいい死に方。めざそう自然死。枯れ木のようになって死のう…。
わたし、ぜんぶ賛成です。
唯一賛成できないのが、生前に棺をつくって入ってみようという提案。これは名著『笑うカイチュウ』(1994年)で藤田紘一郎医師が「体内にいっぴきサナダムシを飼おう」という提案しているのに賛成できないのと同じです。なにからなにまで「先生のいうとおり」と思う必要はない。
著作では、医療虐待、介護虐待という理不尽なめにあわないためには、本人がしっかりとその意志を文章にしておく必要があること、その書き方なども示されています。いやはや、人間、なかなか楽には死なせてもらえないもんですね。
当日、会場で『大往生したけりゃ…【介護編】』が発売されていたので購入しました。これからも、くりかえし中村医師の著作を読んで、死ぬ心構えをします。

「三鷹 自分の死を考える集い」の、持続する活動に敬意を表して、乾杯。
自分の死に方.jpg 大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書) -  大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】 2025年問題の解決をめざして (幻冬舎新書) -
「第57回三鷹自分の死を考える集い」6月25日(日)14:00〜16:00、三鷹市市民協働センター
中村仁一『大往生したけりゃ医療とかかわるな』幻冬舎新書、2012年、760円+税。
中村仁一『大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】』幻冬舎新書、2017年、840円+税。
関連:2015年02月26日、特定健診で、超早口女医にタジタジhttp://boketen.seesaa.net/article/414699000.html
posted by 三鷹天狗 at 08:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

共謀罪やがて川柳とりしまる (呆け天)

新葉館Web川柳で「秀作」入選。うれしいなあ。

安倍ブラック政府に対抗する言論のひとつに、川柳世界があります。
持ち駒は嘘(うそ)と強弁 安倍将棋(6月24日、神奈川、門口泰宣)
こういう句が、毎日載っているのだから、権力者にとってはめざわりなことです。わたしが見ているのは朝日川柳ですが、まさか読売や産経の川柳欄では安倍をたたえる川柳が載ってるということはないはず(確かめてはいませんが)。川柳の本質は批評性であり、時の権力におもねった川柳というものは、そもそもあり得ない。
いまのところ実現しそうにありませんが、もし日本で北欧の社会民主主義政権のようなものができれば、川柳子はてぐすねひいて批評し、茶化し、笑いのめすでしょう。そういう文芸です。
これまでは朝日川柳をみて「うまいなあ」と感心するだけでしたが、安倍ブラック政府のあんまりひどいやりくちに、呆け天のこころの中にも、ポロリポロリと川柳がこぼれおちはじめました。
<4月にできた句>
森友のメル友すばやくばっくれる
かご池や昭恵逃げ出す水の音
金正恩その髪型はバカっぽい
<5月にできた句>
共謀罪やがて川柳とりしまる
米朝がおっかない芸ふりまわす
忖度で不可能すべて可能にし

できたものが「川柳」になっているか、たしかめたくて新葉館Web川柳に投稿しました。
このサイトは、月刊「川柳マガジン」を発行している新葉館出版が開設しています。時事、題詠、ユーモアの3部門に誰でも応募できます。部門ごとに、特選3句、秀作10句、佳作40句前後が選者によって採られます。
そうしたら、4月の3句のうち<かご池や昭恵逃げ出す水の音>を佳作にとっていただきました。他にユーモア部門にだした「ふと立ってなぜ立ったかを沈思する」も佳作に。
さらに、5月の3句は、第1句目の<共謀罪やがて川柳とりしまる>が秀作に、他の2句が佳作に採られました。
とってもうれしい。

川柳という文芸、その楽しさ、そのすごみに内側から触れてみる

川柳は昔から好きです。<役人の子はにぎにぎをよく覚え><居候三杯目にはそっと出し>などの句は、べつに川柳という意識もなく、少年時代になんとなく覚えていました。周囲の大人(先生とか親とか)が口にしたものを聞き覚えたんでしょう。
田辺聖子『川柳でんでん太鼓』(講談社文庫)、佐藤愛子『古川柳ひとりよがり』 (集英社文庫)、山藤章二『人の噂も五七五 』(文藝春秋)など、川柳についてのすばらしい本にも感化されてきました。川柳作家では、時実新子が阪神淡路大震災のとき詠んだ<天焦がす天は罪なき人好む>という週刊朝日に掲載された1句など、今も脳裏を離れない。
しかし、小説であれ俳句・川柳であれ、読んで楽しむものであって、自分で創るものではないとずっと思ってきました。
今回、新葉館Webサイトに投句して、おもいがけなく「入選」となり、そうか、気楽につくればいいのかと考えが変わりました。もちろん今回の入選は「ビギナーズラック」まぐれ当たりです。継続して入選できるようになるには、何ヶ月も何年もつくり続ける必要があります。できるのか?という疑いもありますが、しばらくのあいだ、川柳創作を趣味の一つにくわえ、その楽しさ、そのすごみに、内側・創る側からも触れてみることにします。

新葉館川柳Webサイト「秀作」入選に、乾杯。
川柳でんでん太鼓 (講談社文庫) -  古川柳ひとりよがり (集英社文庫) -  人の噂も五七五 (1984年) -
関連:新葉館Webサイトhttps://shinyokan.jp/navi/kukai/
2014年09月22日、川柳おそるべしhttp://boketen.seesaa.net/article/405816634.html
2016年09月24日、20代限定のサラリーマン川柳http://boketen.seesaa.net/article/442206354.html
posted by 三鷹天狗 at 08:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする