2017年05月08日

春の神代植物公園で、緑陰の対局を楽しむ

5月5日のこどもの日。うららかな春の陽気に誘われて、碁キチなかまが神代植物公園に参上。サクサクと碁盤・碁石を準備し、ビール・酒・つまみなどもぬかりなく整え、緑陰の対局を存分に楽しみました。
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それにしても気持ちの良い天候、気温です。
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開始前や、手空きの時間、対局終了後には、園内をめぐって春の花を愛でました。いまは、4月の桜・椿・つつじが咲きほこった場面から、5月中旬のバラまつりへの過渡期です。メインでひきつけるような花はありませんが、さまざまな花が来園者を迎えてくれます。
@いつもながら園入口のアプローチ、きれいです。A春の山草展が開かれています。
公園囲碁135356_.jpg@公園囲碁134935_.jpgA
Bつつじ、まだ美しく咲いている一角がありました。C藤棚から花がこぼれ落ちています。
公園囲碁134613_.jpgB公園囲碁134137_.jpgC
Dしゃくなげは今がピーク。Eしゃくやく。F春のバラ(9日から「春のバラフェスタ」)。
花を愛で、囲碁を楽しむ。善き一日に、乾杯。
公園囲碁133635_.jpgD公園囲碁133822_.jpgE公園囲碁134233_.jpgF
posted by 三鷹天狗 at 07:55| Comment(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

おいおいおい施行日勝手に決めるなよ(5・5朝日川柳)

「でんでん宰相」に川柳子かみつく

安倍首相は憲法記念日の5月3日、日本会議が主導する「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の集会にビデオメッセージをよせ、現行の日本国憲法第9条に3項を加え、自衛隊を明記する「改憲」を2020年に施行したいと語った。
憲法遵守義務を負う公務員の、トップの役職についている者が、憲法を書き換える期限を切る。なんですかね、これ。おごり昂った「でんでん宰相」の暴走に対し、さっそく川柳子がかみついています。

おいおいおい施行日勝手に決めるなよ 兵庫県 妻鹿信彦(5・5朝日川柳)

5月1日には海上自衛隊が、初めて「米艦防護」の任務についた。「戦争ができる国」づくりに向かって、安倍政権の暴走は止まることをしりません。
この日の朝日川柳には、ほかにも秀逸なものがあります。

あれやこれオリンピックにかこつけて 愛媛県 藤田昭作
反対はしたかと後に問われそう    東京都 三神玲子
いつの世も強い言葉に民は酔い    静岡県 小出成行
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ほとんど狂犬としかいいようのないトランプが北朝鮮を軍事攻撃で威嚇し、ハリネズミのようになった金正恩が核戦争を呼号する。韓国の、朴政権退陣をめぐる政治の混乱。ほんのちょっとした偶発事態で、一気に戦争状態に突入してもおかしくありません。
そうなれば、日本世論が好戦的な方向に沸騰する可能性を感じます。
今は亡き吉村昭が繰り返し書いていたのは、戦争は日本の庶民が望んで行なったものだということでした。戦争を煽る軍部を熱狂的に支持して、ほかならぬ庶民が、滅私奉公・一億玉砕につきすすんでいった。その事実から目をそらすなと、あらゆる著作を通じて語っています。
いま、その危機が目前まできていると感じます。

落ちついて、憲法について論じていくしかない

左翼が護憲、右翼が改憲という、70年固定の図式でやってきた時代が、否応なしに終わろうとしています。
たとえば、矢部宏治『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』は、日本人自身の手で起草した新憲法をつくり、自衛隊を憲法に位置付けたうえで、「国内に外国軍基地をおかない」と明記すればアメリカは全米軍基地(沖縄も本土も)を放棄するしかない、とあざやかに指摘しました。
「日本人自身の手で起草した新憲法」が、戦前回帰のゾンビのような連中のスローガンになってるって、まるで間違っています。
五日市憲法以来の、民衆自身の手による創憲の歴史を、現憲法の基本原理(個人の尊重、国民主権、基本的人権、平和主義)を継承しつつ、よみがえらせる。
「少なくとも安倍政権での改憲阻止」はみんなが同意できる一致点として当然のことですが、そこに止まらず、左派陣営自身が「対米従属を国民に強制する支配」から脱却する、自前の憲法に向けて議論をはじめていくしかありません。
キナ臭い時代の幕があがろうとしているときだからこそ、落ちついて、まっとうな議論を。

川柳子たちの健闘に、乾杯。

関連:2016年07月12日、改憲派が衆参両院で3分の2を超えた日にhttp://boketen.seesaa.net/article/439952958.html
2016年07月08日、菅野完『日本会議の研究』http://boketen.seesaa.net/article/439820184.html
2016年03月23日、色川大吉編著『五日市憲法草案とその…』http://boketen.seesaa.net/article/435495692.html
2015年03月10日、内田樹×白井聡『日本戦後史論』http://boketen.seesaa.net/article/415356981.html
2015年03月06日、矢部宏治『日本はなぜ「基地」と…』http://boketen.seesaa.net/article/415124807.html

追記(5月8日):安倍のふるまいについて、内田樹が面白い解説をしています。
「内田樹の研究室」2017.05.06http://blog.tatsuru.com/
安倍たちのやっていることは「会社でペコペコしているサラリーマンが家に帰って妻子を殴りつけるようなもの」という解説が、笑えるというか笑えないというか。アメリカの顔色をうかがいながら、国民には高圧的な支配、理不尽な負担を押しつける。これほど醜い政治がいつまで続くのか。現在の自民党を「国民政党ではなく、富裕層のための新国家主義政党」と定義しているのも的確です。
posted by 三鷹天狗 at 12:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

春のらくご長屋「鯉昇爆笑飄々独演会」(なかの芸能小劇場)

「質屋蔵」の番頭と熊さん、本気で化け物を怖がる

落語通の友人に誘われて、なかの芸能小劇場に瀧川鯉笑独演会を聴きにいきました。招待券が手に入ったというので入場無料、かたじけない。
初めて入った「なかの芸能小劇場」、客席110、小ぶりの落語会にピッタリの大きさです。

前座(瀧川鯉佐久)につづいて、鯉昇の一席目は「佃祭」。
顔をあげてじっと客席を見わたす時間がいつもより短く、笑いがおきるまえに話しがはじまりました。
体調イマイチ、落語に詳しい人キライ、出身地浜松ネタなど、いつものマクラで笑わせます。
祭り好きの小間物屋・次郎兵衛が、3年前に助けた娘に命を救われるという、おなじみの一席。
万事心得顔で勝手に葬儀の支度をしてしまう地元世話役の、セリフや表情が、なんとも可笑しい。

中入りをはさんで「質屋蔵」。
この噺を聞くのは初めてなので、とても新鮮。笑いどころも多く、楽しい一席となりました。
質屋の主人が、町内の銭湯で自分の店の三番蔵に化け物が出るという噂を耳にする。帰って番頭に見届けるように言いつけると、番頭は秒速で「お暇をいただきます」。
この即答がおかしくて、どっと笑いがおきました。
江戸時代のひとたちの、幽霊、妖怪、化け物に対する恐怖は、現代人の感覚では決して推し量ることができない。妖怪の実在を疑っていない。あるに決まっている恐ろしいもの、理不尽なもの。ま、いまだって小説家たちはそのネタでごはんを食べています。国際的作家・村上春樹の長編はいつも「理不尽なものが襲ってくる」オハナシです。
このあとに、劇中劇のように挿入される質屋の主人の「質草に対する持ち主の執着が妖怪化する」説がまた、変に長くて可笑しい。
腕っぷしの強いのが自慢の熊五郎が呼び出され、早とちりで、バレてもいない悪行を白状するのは落語の常套手法。
その熊が、実は大のこわがりで、番頭とふたり、ふるえあがりながら蔵を見張っていると…。

本気で化け物を怖がる番頭と熊さんが、むさくるかわいいとでもいうか、笑えます。

真っ昼間から居酒屋で落語談義、お天道様には申し訳ないが、愉快です

12時半開演、3時前には終わっているというやや変則な独演会でしたが、何時に終わろうとも関係なし。開いている居酒屋に入って落語談義です。
鯉昇の最初の師匠で奇人として知られた春風亭小柳枝のこと、友人が二つ目時代の鯉昇の「大山詣り」を聴いたあと実際に伊勢原市(神奈川県)の大山に行ってみる企画に参加したはなし、あれこれの落語家を評論するいいたか放題、はなしが尽きません。
いやはや、お天道さまに申し訳がたたない、愉快なひとときです。

瀧川鯉昇「質屋蔵」の、番頭と熊さんに、乾杯。
鯉昇.jpg I鯉昇41735.jpg なかの芸術小劇場.jpg
5月1日、12:30〜、春のらくご長屋「鯉昇爆笑飄々独演会」、なかの芸能小劇場
関連:2015年03月18日、瀧川鯉昇独演会http://boketen.seesaa.net/article/415811534.html
posted by 三鷹天狗 at 06:55| Comment(0) | 落語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする